2013年5月10日金曜日

iMovie No.13

 今回は前回に引き続きiMovieでの動画作成の基本的な操作について説明します。
 前回も説明したように、基本的には、読み込んだクリップから選択したものを順番にタイムラインにドラッグ&ドロップを繰り返してきます。
 完成した動画は、タイムラインの左側から右側のクリップの順番で表示されていきますので、一番最初に表示したい動画のクリップを左端に、最後に表示したい動画を右側に配置することになります。


 映画予告編と異なり、プリジェクト・テーマの場合は、4つ程度のクリップをタイム・ラインに並べると自動的に「トランジション」が設定されます。
 動画作成の初心者の方には「トランジション」とは耳慣れない言葉かもしれませんが、簡単に言うとAクリップからBクリップに切り替わるときに、様々な面白い特殊効果(エフェクト)を表示する機能のことです。
 テレビでよく見る徐々に場面が切り替わる特殊効果も「ディゾルブ」と呼ばれる「トランジション」の一種です。
 「トランジション」は動画作成の醍醐味の一つですので、改めて別な機会に詳しく紹介したいと思います。


 上の写真でクリップとクリップの間に表示されている小さな四角マークがトランジションが設定されてる表示になります。
 例えば、この写真では赤線が被ってる四角マークのトランジションがどんな特殊効果を表示するかを右側の画面で確認することができます。


 iMovieでは、いくつか効果音などのBGMが用意されています。
 画面中央帯の右側に並ぶボタンの一番左側の音符マークをクリックすると、その下にあらかじめ用意されているBGMが表示されます。
 各曲がどんな曲かはダブル・クリックすると試聴できます。
 好きな曲を選択すると、当該曲が青い帯として表示されるので、その状態から当該青い帯をタイムラインドラッグ&ドロップします。
 すると緑色のBGM表示の帯がクリップの下に表示されるので、当該緑色の帯を左右にドラッグして、適当な位置に配置します。
 勿論、クリップに最初から録音されている音声のままで良い場合は、上記のBGM設定の操作は不要です。


 BGMを設定した場合は、クリップにオリジナルで録音されている音声が被って邪魔になります。
 クリップの音声を消すためには、クリップ真下の紺色の帯の上から三分の一に見えている横筋にポインターを合わせると、ポインターが横バーに変化しますので、当該横バーをそのまま下までドラッグし、「0%」と表示されるまで下にドラッグします。

 これで基本的にはBGM入のオリジナル動画が完成です。
 短いビデオであれば、以前ご紹介した映画予告編機能を活用した動画よりも手早く簡単に動画を完成させてしまえ、ほとんどの操作が直感的にできるので悩む部分が少ないのがiMovieの長所の一つです。

 iMovieにはもっと色々と面白いことができる機能があり、これらの機能を活用することで見栄えのする動画を作っていくことができますので、次回以降はこれらの機能について順次ご紹介していきたいと思います。
 


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